釣れる?釣れない?雨の日の釣り事情

2023年5月7日

釣りをされる方なら一度は思ったことがあるはず。管理人も雨の日はいつも思います。
雨の日は濡れるし、汚れるし、後片付けが煩わしいから、勝手に自分でこう思っていました、言い聞かせてました。
『雨の日はどうせ釣れへんやろ』
『海水の塩分濃度下がるから活性下がるやろ』
これを書いている時、あいにくの雨だったので、そんな素朴な疑問について調べてみて纏めました(^^)/

雨が降ったらどうなる?

雨が降ると、魚の活性を左右する大きな3つの変化があります。
1)海水の酸素濃度
海水中に溶ける酸素量は少ないのは知っていますか??大気と比べるとかなり少ないのです。
雨が降ると、雨粒が水面を叩き、その波動で溶存酸素量(海水に溶けてる酸素の量)が高くなります。
特に、水面付近の酸素濃度が高くなるので比較的浅いエリアに魚が集まりやすいのです。
あと、雨の他にも風が強く波が立っていても、海水中の溶存酸素量が高くなると言われています。
じゃあ、この溶存酸素量が高くなるとどうなるのか??

A:海水中の溶存酸素量が増えると、プランクトンが活発になってあちこち発生します。海水域に生息しているプランクトンは、酸素濃度、水温、塩分濃度などの条件によって成長が左右されます。

B:プランクトンが発生すると、これを食べる周囲の小魚(イワシ、キビナゴ、アジなど)が集まってきます。ミドリムシや甲殻類のオキアミもプランクトンに属します。

C:小魚が沢山集まってくると、この小魚を捕食する大きな魚がお腹を空かしてやってきます( ;∀;)
これが、青物やシーバスなどになります。

これらのA⇒B⇒Cの食物連鎖が起こることで、海水中における魚の活性を上げると言われています。
つまり、、、雨が降ると、、ということです。

2)気圧の変化
気圧の変化も魚の活性に大きな影響を与えます。
急激な天候の悪化、特に雨の日は低気圧になります。皆さんも経験あると思いますが、登山した時に山頂で持ってきたポテトチップスを出すと袋がパンパンに膨れ上がっていることありましたよね?
地上と比べて山頂は気圧が低いために、気圧差により膨張します。
ところで、魚はどのようにして深いところ、浅いところで泳ぐのでしょうか?魚は、浮袋という浮力を調整する役割を果たす武器を持っています。この武器を使って浮力を調整しながら日々気持ちよく泳いでいますが、急な天候の変化で低気圧になると浮力の調整が難しく、浮く力が水圧より勝ってしまって浮いちゃういます。なので、雨の日は魚は深いところより浅いところを回遊する習性があると言われています。
つまり、、、雨が降ると、、ということです。

3)水量の変化
河川域、汽水域では、雨が降ると海に流れ出す水量が大幅に多くなります。
これにより、遡上する魚にとっては増水は好条件になるので自然と活性は高くなります。
これは、パンチとしてはそこまで強くないかなと感じました( ゚Д゚)

4)視界の変化
雨が降ると水面が叩かれるので海の中は見えにくくなりますよね?
まあ、管理人がお世話になってる南港魚つり園はいつも見えないですが。。(^^)/
魚ってめっちゃ警戒心が高くて、特に上から捕食してくる鳥たちが天敵になります。
よく鳥山がたったらそこに向かってルアーを投げるのは、そこに魚が群がっているということです。
晴れの日は海の視界が良く天敵に狙われてるので、魚はあまり浅いところにはいません。
ですが、雨の日は魚の警戒心が緩んでいるので浅いところを回遊するといわれています。

以上纏めると、雨の日でも魚は釣れる!!むしろ、雨の日の方が釣れるのでは?と思ってしまします(*’▽’)
雨の日は釣り場が貸し切り状態で空いてるといったメリットはありますが、裏を返すと周りに釣り人がいないので緊急時のトラブルがあっても誰も助けてくれません( ;∀;)
なので、釣りをするときは天候の良い日、雨の日でも同行者と一緒、安全に楽しく釣りライフを送りましょう~
最後まで読んでいただき有難うございました(^^)/
お疲れ様です~

釣り知識

Posted by masa